変数を作る、使う

今回は、実際に変数を使ってみましょう。
それでは、下のソースを見てください。
これは変数を作り、その内容を表示するものです。

1:#include <stdio.h>
2:
3:int main()
4:{
5:  int value;
6:  value=3;
7:  printf("value=%d\n",value);
8:  return 0;
9:}

5行目の int value; は、変数の宣言です。
intがデータ型でvalueが変数名です。
データ型にintを使用すると、32bitの場合、
-2147483648〜2147483647まで表現できます。

6行目の value=3; は、変数valueに3を代入しています。
すでに言ったとおり、変数valueはintをデータ型としているため、
-2147483648〜2147483647間での数字なら好きに代入できます。

7行目の printf("value=%d\n",value); はvalueの内容を表示しています。
%d の部分がvalueと入れ替わるため、上のプログラムの場合、
value=3 と表示されます。

変数の宣言は必ず、関数の初めに書かなければなりません。
どういうことか解りにくいと思うので、下に間違った例を示します。
下のプログラムはコンパイルするとエラーメッセージが表示されます。

#include <stdio.h>

int main()
{
  printf("プログラムの始まり始まり〜\n");
  int value;
  value=3;
  printf("value=%d\n",value);
  return 0;
}

上の場合、printf関数を呼び出した後に、変数を宣言しています。
このようなことをC言語ですると、コンパイルエラーが発生するので注意してください。
ただし、変数の宣言に続けて、変数を宣言することは可能です。

#include <stdio.h>

int main()
{
  int value1;
  int value2;

  value1=3;
  value2=4;

  printf("value1=%d\n",value1);
  printf("value2=%d\n",value2);

  return 0;
}

また、同じデータ型の変数を複数作成する時は、
コンマ(,)で区切ることにより、まとめて宣言することができます。
下のソースは上のソースとまったく同じといってかまいません。

#include <stdio.h>

int main()
{
  int value1,value2;

  value1=3;
  value2=4;

  printf("value1=%d\n",value1);
  printf("value2=%d\n",value2);

  return 0;
}

さらに、変数の初期化といって、下のようにすることによって、
宣言と代入を一度に行うことができます。
これはよく使われるので必ず覚えてください。

#include <stdio.h>

int main()
{
  int value=3;
  printf("value=%d\n",value);
  return 0;
}

わかりにくい説明だとは思いますが、
重要な部分なので、必ず理解しておいてください。