BCCの使用

-注意-
先に宣言しますが、ここでの「BCC」とは、
『Borland C++ Compiler 5.5』のことを指しています。

-1.フォルダの作成-
ソースファイルと実行ファイルを保存するフォルダを作成してください。
これは別にどこに作成してもかまいません。といいたいのですが、
日本語、スペース(空白文字)を含まないようにするのが無難です
(フォルダはマイコンピュータで右クリックで作れます。)

-2.バッチファイルの作成-
上で作ったフォルダの中に build.bat というファイル名で、
以下の内容を保存してください。

@echo off
set PATH=c:\borland\bcc55\bin;%PATH%
%~d1
cd %~p1
bcc32 %1
pause
次に、同じ場所に run.bat というファイル名で、
以下の内容を保存してください。
@echo off
%~d1
cd %~p1
%1
pause
緑色のところはBCCをインストールした場所にあわせて書き換えてください。
これで使用前の準備は完了です。
これらの作業は一度すればもうする必要はありません。

-3.コンパイルする-
まずは、ソースコードを書かなければいけません。
これは、このC言語講座で灰色の枠に

#include <stdio.h>

int main()
{
  printf("Hello ,World!\n");
  return 0;
}
などと、書いてあるやつです。
これをメモ帳で入力したら、作成したフォルダに、適当な名前で保存します。
但し、ファイル名は「XXX.c」のように、かならず「.c」で終わるようにしてください。
とりあえず、上のソースを使ってみてください。

ソースが完成したら、「build.bat」のアイコンにソースのアイコンをドラッグしてください。
黒い画面が表示され、コンパイルの結果が表示されます。
ソースが正しければ、作成したフォルダ内に「XXX.exe」というファイルが作られます。
(ソースファイル名が「XXX.c」の場合)

-4.実行する-
「3.」により作成された「XXX.exe」のアイコンを「run.bat」のアイコンにドラッグしてください。
プログラムが実行されます。上のソースを使った場合、
Hello ,World! と表示されるはずです。
(「キーを押してください」と表示されるのは、プログラム終了後、ウインドウが閉じないようにするためです。)

プログラミング未経験者はここでつまずきやすいようなので、
分からなければ、どんどんご連絡ください。