さまざまな演算子

前回、加算演算子と単純代入演算子についてやりますが、
今回はより多くの演算子を見ていきましょう。

計算に使う主な演算子
記号名称
+加算演算子
-減算演算子
*乗算演算子
/除算演算子
%剰余演算子
++後置増分演算子 or 前置増分演算子
--後置減分演算子 or 前置減分演算子

普通の計算のほかに、ビット演算に使うものもたくさんあります。
(ビット演算とは、コンピュータの内部の数値表現方法を利用した演算ですが、
これについては後に触れ、今回は説明を省きます。)

ビット計算に使う主な演算子
記号名称
&AND演算子
|OR演算子
<<<<演算子
>>>>演算子

そのほかに、比較に使うものもあります。

比較に使う主な演算子
記号名称
====演算子
!=!=演算子
<<演算子
<=<=演算子
>>演算子
>=>=演算子

その他、主な演算子
記号名称
sizeofsizeof演算子
&アドレス演算子
*ポインタ演算子
*間接演算子
.ドット演算子
->アロー演算子

主に使うのは大体これくらいでしょう。
続いて、実際の使い方を少し見ていきましょう。

それでは加算演算子から見ていきましょう。

int x;
x=1+1;
上は変数xに2が代入されます。

次は減算演算子

int x;
x=2-1;
上は変数xに1が代入されます。

続いて乗算演算子

int x;
x=2*2;
上は変数xに「2×2」の答え、「4」が代入されます。

そして除算演算子

int x;
x=8/2;
上は変数xに「8÷2」の答え、「4」が代入されます。
また、割り切れない演算をした場合、あまりは切り捨てられます。
逆にその性質を利用することもあるので覚えておいてください。

最後に剰余演算子

int x;
x=9%2;
剰余演算子は、余りを求める物で、上は「9÷2」の余り、「1」が変数xに代入されます。
余剰演算子で覚えてもらいたいのが、例えば3で割ったあまりは、必ず3未満の数になり、
5で割ったあまりは、必ず5未満の数になるということです。これを利用することが時々あります。

これらのように、数値2個と演算子1つから式が成り立つ演算子を、
2項演算子」といいます。
ほかに数値1個と演算子1つから式が成り立つ「単項演算子」、
数値3個と演算子1つから式が成り立つ「3項演算子」があります。