この章では、関数について説明します。
C言語のソースは関数でできてるんだよね。
いい記憶力ね。他には?
カップ焼そばのソースをかけるのは、湯切りの後に
しないと、大変な事に・・・
(作り方をちゃんと読んで!)
C言語でコンピュータの命令を書くには、ただ命令を並べるのではなく、
関数という、まとまりの中に命令を書きます。
下にその例を示します。
関数A{ 命令1; 命令2; 命令3; ..... } 関数B{ 命令1; 命令2; 命令3; ..... }関数の外に命令を書くことはできないので、
1つのプログラムに、最低1つは関数を作らなければなりません。
次に、関数の作成法を示します。
データ型 関数名(引数) { 関数の中身 }まず、『データ型』と『引数』ですが、両方ともここでは説明を飛ばします。
特に気にしない時は void と書けば問題ありません。次に、『関数名』ですが、これは開発者が自由につけれます。
このように開発者が好きに名前をつけれるものを『識別子』といいます。
しかし、識別子につけれる名前には若干制限があります。
識別子に使える文字
一文字目 a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
_
二文字目以降 a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
_ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
『関数の中身』ですが、空でかまいません。
それでは、自分で関数を作ってみましょう。
関数の中身は文字を表示させるという内容です。
#include <stdio.h> void MyFunction(void){ printf("これはMyFunction関数の処理です\n"); }文法的には何の誤りもありません。
しかし、これをコンパイル(ソースを機械語に直す作業)すると、
エラーメッセージが表示され、コンパイルが中止されます。
コンパイルが中止されるからには、何か問題があるのですが、
それについては次でやりましょう。