これは過去に書かれた日記だと思うの、村長的には。 　log:11/7~10

１０／３１（月） 公鳩鍛 公園の鳩は鍛えられていた。 想像以上に鍛えられていた。 切手で喩えるなら４２０円切手くらい。 汁物で喩えるならコーンスープくらい。 鍛えられていた。輝いていた。 １０／３０（日） 秋の夜の訪問者 その晩の事、 小僧が一人で寺の留守を預かっていると、 和尚が言っていたとおり、門をたたく音がしたのだった。 見ると、南瓜の面を付け黒い布をすっぽりとかぶさった得体のしれぬ者が立っているではないか、 小僧は和尚から聞いた話を思い出した。 夜に訪れるこの者、悪鬼の類であり、人をさらって喰らうのだという。 小僧は慌てて寺の中へ逃げ込んだ、 すると悪鬼は「デッド・オア・アライブ」と言いながら追ってきた。 これは生け捕りにできないなら殺してからさらうぞという意味らしい。 仏間で震えながら小僧は和尚の話の続きを思い返した。 悪鬼を追い返すには饅頭を用意すると良い。 奴は饅頭が怖いのだ。 思い出してから小僧はひどく後悔した。 なぜなら和尚が用意した饅頭は先ほど自分で喰ってしまったからだ。 他にも何かないかと探していると、ついに悪鬼が部屋に入ってきた。 そしてこう言ったのだ。 「洋菓子でもいいぞ」 いつの間に浸透したんでしょうね？ ハロウィン。 １０／２９（土） 成功談が参考にならない理由 やり方が正解だったから成功者になれるのではなく、 成功者のやり方が正解だったと言われるだけの話だから。 そんな内容でも本が売れたら成功者。 １０／２８（金） 既に着ている 「貴様！わしが心の狭い高２病患者だと言いたいのか！」 王様は激怒し、衣装を持ってきた職人を処刑台送りにした。 数か月前、 隣国の王が新しい衣装を披露したことに刺激され、 国で一番の職人に最高の衣装を用意させることにしたのだ。 だが、職人は王様にもらった金貨を借金の返済にすべて使ってしまい、 途方に暮れていた。 期限が迫り、ヤケを起こした職人が、部屋をひっくり返していると、 棚の裏から若いときに買うだけ買って封印した奇抜な衣装が目にとまった。 ・・・これだ、これを持っていこう。 そして何か言われる前にこういえばいい。 心の狭い人には敵キャラに見え、 心当たりのない人には見えず、 鰯の頭崇拝者には黒歴史に見える服です。と。 １０／２７（木） コンビニであった怖い話２ さっきまでどうでもいい話をしていたのに、 コンビニの入口にきて突然、 神妙な顔つきで聞かれた事。 「あの入口の横で屈んでいる幼稚園児、見えます？」 見えてるよ！大丈夫だよ！ そんな特定の人にしか見えない存在なんているわけないじゃないですか！ １０／２６（水） オモシロ？ホンケ 明るくない灯りに慣れると、 本当は求めていたはずの明るい灯りが不快に思えてしまう。 そういう事ってありますよね。 思っていた必要なものが実は違ったのか？ 慣れによって感覚が変わってしまったのか？ 先入観が曇らせたのか？ 慣れが曇らせたのか？ どちらにしても曇っていては明るくならないものです。 影に隠れてしまったそれに光を当てるには照明が暗すぎるのです。 光が当たっていないことを証明できないのです。 １０／２５（火） その人は登場人物にそっくりさん 駅でカメラを構えて 熱心に電車を撮影している人がいました。 ・・・ 普通に考えると電車を撮影しているように見えました。 あと、 電車の中で、そっくりさんを見かけました。 何かの漫画だったと思うのですが、それの登場人物にそっくりさん。 ・・・ そっくり元の方がうろおぼえなのに、そっくりさん。 １０／２４（月） 心当たり 鍋の中の具から見て、 どうなのでしょうか？ 鍋の中は。 やはり鍋の外の言葉を用いては 形容できないものなのでしょうか？ こんばんは、ハルマＫ７です。 さて、日記には一見無意味なこの挨拶、 今になってようやく意味を見いだせました。 まず、「こんばんは」はこれだけで時間を表せますね。 この後に昼間の出来事が書かれていたら、 夜に一日を振り返っている姿が思い浮かぶというものです。 ※昼間に書いても使っています。 次に「ハルマＫ７です」は署名ですね。 日記に署名なんておかしいような気もしますが、 これが意外と重要なのですよ。 ・・・ここだけの話 本人が書いたかどうかなんてわかったものじゃあないですからね。 １０／２１（金） 偽物とちゃうねん 本物の反対は偽物じゃない、別物だ。 これに対して、それじゃあ偽物の反対は何だと聞かれて、 ・・・本物。 と答えてしまいました。 今なら言えるのですが、 偽物は別物を悪意的に見た言いかたですね。 それにそういう意図があったかどうかは別として、 で、結局それは偽物だったのか、ですって？ ははは、何の為に言い訳をしていると思ってるんですか、 決まってるじゃないですか。 １０／１５（水） ちょうど今窓から奴らの姿が… ー以上がハルマＫ７の消息が最後に確認された部屋で 何者かによって引き裂かれていた日記を復元した内容だ。 こんばんは。 この間、 電車で乗り合わせた赤ん坊の泣き声が びっくりするくらい刈払機に似ていました。 うぉーん！ ７／３１（日） あつさやわらぐ ６月の暑さはどこへ行ってしまったのでしょうか？ ・・・心の猛暑です。 それは誰もが持っているうんぬん。 違います。 熱いハートではありません。 心の猛暑です。 暑くて辛いのです。 これに対抗するには、 心の冷房を付けなければなりません。 それを心のエコが邪魔をするのです。 エコを言い訳に、暑さ蔓延るのです。 これが８月病です。 私が開発しました。 ７／２３（土） 助けて巫女ウルフ！ 使う色の組み合わせ方が同じなら服装が変化してもキャラの識別が容易。 ・・・と、いうのは既にほたるで試しているので、 そのまま塗り替えてみました。 すごく紛らわしいです。 左がアイスココアに右がきつねそばに見えないでもない気がします。 そもそも、 アイスココアは左の色の組み合わせ名だったので、 左はアイスココアで間違いないような違うような・・・ 組み合わせを変えてみる。 まあ、どちらもしゃけのコピーなので、 識別できなくてもそれほど問題ないですね。 これなら 同一衣装の色違いの方が、キャラの違いが出ている気もします。 つまりそういう事なのかもしれません。 あと、ドット絵だとよりその傾向が強いと思われます。 ゲーム作成の参考にでも・・・ （今更ゲーム制作系サイトの空気出しても遅すぎる・・・助けて巫女ウルフ！） 巫女ウルフ ７／９（土） のどかな４サイクルエンジン のどかな４サイクルエンジン どーん！でっでででで… タヌキの群れにアライグマ。 タヌキの群れにアライグマ。 でっでででで、 これ以降、全ての店頭において、 のどかな４サイクルエンジンは確認されていない。 ７／５（火） 今日のＵＭＡ 家の中でよく見る蜘蛛が 何か得体のしれない虫を捕まえていました。 生息しているからには、何かを食べてはいるのでしょうが、 今まで食事風景を見たことがなかったので、 「そうか、やっぱりそうか…」と思いました。 で、その得体のしれない虫・・・何なの？ ７／１（金） インザワールド 世の中の話とは言いますが、 世の外の話って何でしょう？ 世の外… それはきっと、 世の中と表裏一体。 この世の中に世の中のある限り、世の外あり。 それはきっと、 世の中から世の外を眺める自分は、 世の外から眺める世の中の自分。 それはきっと、 世の外を自覚したときに世の外があり、 否定したときに世の外がなくなるように、 世の中を自覚したときに世の中があり、 否定したときに世の中がなくなるのでしょう。 世の外への入口を日夜探し求める人もあれば、 世の中からの出口を日夜探し求める人もある。 世の外には節分に追い出された鬼がいて、 世の中では通用しなかったことをするのでしょう。 世の外は噂の八割。 世の外は願いの八割。 世の外は杞憂で詐称で皮算用。 世の外は世の中への思い。 世の外を語ることは自分の世の中を披露することで、 世の中を語ることは自分の世の外を披露することなのでしょう。 ああ、 世の外が向こうで待っている。 世の中の私は待たれているのかもしれない。 それはきっと… そういうことかもしれない。 だいたいいつもどおりです。 そんな感じです。 ＢｙハルマＫ７